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江戸戯画の手法

動きのある絵

キャラクターに動きを持たせる、躍動感のあるマンガを描きたい!これは、マンガを習い始めて一通り描けるようになれば、誰もが一つの壁となりますね。

 

江戸時代に、京都では「鳥羽絵」というのが流行しましたよ。絵は簡単なんだけども、リズム感があるのが特徴です。とてもユーモアがあって面白い!というベクトルで描かれていたようです。ちなみに、これらの絵は、木版画と呼ばれる手法で、出版社である版元が、刷って作っていました。

 

一般の人びとも、木版画の技術によって、マンガのような絵を愉しむことができるようになったんですね。今でこそ、当たり前のマンガですが、当時は斬新だったはずです。紙自体に色があることがスゴイこと・・。

「鳥羽絵欠び留」竹原春潮/1720年頃

趣味でマンガを愉しむ方に、ぜひ動きのある絵をいろいろと見てもらいたいと思います。今回は鳥羽絵などの動きですが、独特です。西洋画や中国画の中にも文化特有の動きがみられますので、インスピレーションを自分の作品に取り込んで、反映させていくと面白そうですね。

神奈川の横浜教室でもマンガのサークルが盛り上がっています。いろいろな作品に触れあったり、マンガを描く仲間が増えたりして愉しいサークルライフが楽しめます。

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